動物の子育てについて。本能で動物が子供を育てることについて

動物の子育ては本能ではない

親が子どもを育てる。それは人間でも動物でも本能に組み込まれた当然の行動に思われます。

犬や猫、アフリカの草原に生きる象やキリンも母は子に乳を与えたり食事を運び外敵から守ります。鳥は卵を産み、孵化したヒナにせっせと餌を運びます。

ただ、魚や昆虫などはたくさんの卵を産むと直後に命を落とす親も多く、必ずしも親が子育てをするわけではありません。

命あるものが必ず自分の子供を大切に育てるというわけではないのです。

哺乳類の中には、自分の子供を育てることができなかったり育児を放棄することも珍しくありません。人工飼育された猿などにも度々見られることで、子供を育てるということは本能によるものだけではなく、社会生活の中で学習する経験である面も少なからずあるのです。

人間に近い存在である類人猿は、他の動物にくらべ育児期間も長く、大人になるとすぐに親離れする他の動物よりも人間に近い子育ての感覚を持っています。

近年社会問題になっている育児に関するトラブルも、動物の子育ては本能だけによるものではないということを証明しているかもしれませんね。

動物の子育てを参考に。本能で育てるなら細かいことは気にしない

「三つ子の魂百まで」ということわざがありますよね。

3歳頃までにきちんとしつけるベースが作られる…と思われることがありますが、性格について「幼い頃の性格はそうそう変化するものではなく、年をとっても変わらない」という意味なので子育てとは少し違ってきます。

逆にしつけや子育ての面では、3歳くらいまでの子供には愛情をたっぷり育てるだけで良いのです。

人間に最も近いと言われるチンパンジーは、お尻の毛が白い子供のうちは群れの大人たちも叱ったりせずに育てると言われます。お尻の毛が黒くなり、周りからも一人前の大人であると認識されるまでは、愛情を持って大切に育てられます。

その半面、お尻の毛が黒くなる頃には群れをルールを厳しく叩き込まれることになります。

人間でいえば、この「お尻の毛が黒くなる」時期が3歳頃。それ以後に少しずつ社会性に関するしつけを覚えせる必要があるので親の責任は大きいですね。

ただし、それまでの間は「どうやって育てたら良いか」を考え過ぎずに豊かな愛情を持って接することが一番大切なのです。

動物に習え!子育てを理屈じゃなく本能にまかせてもいいんじゃない

人間の子育ては理屈で考えることに溢れています。生活も多様化し、価値観も人よって大きく違うので誰が言う子育てが正解なのか、新米ママは毎日頭を悩ませていることでしょう。

いつでもハグしたいけど、スキンシップが多すぎると良くないのでは…。

もっとたくさん抱きしめたほうがいいのでは…。

自分がしたいと思うことが正しいのか間違っているのか、考えすぎるとそれだけで疲れてしまいます。

でも、そんなことで悩むくらいなら心に湧き上がる愛情のまま抱きしめることの方が自然だとは思いませんか?

親自身の性格や環境も人それぞれですから、いつも寄り添っていることが正解なのか、早々に1人で寝るようしつけるのが正解なのかを決めつけることはできないでしょう。

子供のことを一番に考えることは重要ですが、親の個性や人生も大切なのです。本能的に親が子供に感じる愛情に従って理屈で考えない愛情表現をするのはとてもいいことだと思います。

動物の子育て。身を守る本能で親猫は子猫を〇〇することがある

動物の子育てでは人間と同じく深い母の愛を感じることもあれば、厳しい野生の掟を感じさせる場面に遭遇することもあります。

人に接する機会が多い猫も、生きるために厳しい選択を実行することがあります。

母猫が自ら産んだ子猫を食べてしまうというケースです。なんてひどいことだと思うかもしれませんが、これには厳しい環境を生き抜く必要がある猫たちの本能にも結びつくものです。

多くは生まれた子猫が病気であった場合や、正常に成長することができない状態だった場合などです。

他の子猫がいる状況で命を落とすことがあった場合、病気が感染ってしまうことや臭いで外的に気づかれる恐れが出てきます。

そうなれば健康な子猫や出産で体力が落ちている母猫にも危険が及びかねません。こうしたことを回避するために、子育て中の猫が産んだ子供を食べてしまうという一見ショッキングな出来事が起こるのです。

動物の子育てについて。動物はどうやって我が子と認識するのか

・視覚による認識

人間をはじめとして動物の多くが「丸いもの=かわいい」と感じるようにできています。生まれたばかりの子供が小さいのは当たり前ですが、どんな動物でも大人より丸く見えることで、かわいい・育てたいと思うことが本能に組み込まれているのです。

・聴覚による認識

鳥は孵化する30時間ほど前になると卵の中で鳴き声を発し、親鳥はそれに応えて鳴き声を掛けます。この鳴き交わしから親子の絆はスタートするのです。

ペンギンは産卵の時に大きなコロニーを作って過ごします。そこで一斉に卵が孵化してもヒナが自分の親をきちんと認識するのは、卵の中で聞いた親の声をきちんと記憶しているからです。

・嗅覚による認識

多くの動物が人間とは桁違いに優れた嗅覚でわずかな臭いを感知できます。人間から見ると、全身が毛に覆われて識別が難しい動物でも、彼らは臭いによって親兄弟や仲間を嗅ぎ分けることができるのです。

人間の子育ては本能だけではできない。でも、本能に根ざした愛情が一番大切なもの

人間が他の動物と大きく違うのは、より大きな集団でルールに従って生活する必要があることです。しかもそのルールは地域や環境で違っていたり、時代によって変化していきます。

動物が不変の本能によるしつけで子育てをするのと違い、多くのことを親がしつけ、教育する必要があるのです。そのため子育てに悩む親が多くいることでしょう。

どんな子育てが正解なのか、自分の子育ては間違っていないか。不安やストレスを感じてしまう人はたくさんいるはずです。

ただ、情報をかき集めて頭の中や感情がパンクしていては本末転倒。親が穏やかな心で愛情を持って接することが最も重要なことです。

本能だけでは務まらないのが人間の子育てではありますが、肩の力を抜いて湧き上がる子供への愛情や母性本能を感じてみてください。細かいことに悩むより、温かい感情に身を任せることも必要なことなのです。

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